お酒もたまには良いですよ

アルコール類の摂取でストレスの発散や解消をしようとする事は、 賛否両論があるようと思います。 確かに呑み過ぎは、誰が見ても良くない事だと思います。

しかし、お酒を飲みながら美味しい物を食べ、皆でワイワイ話せる宴会は、 ストレスの発散や解消につながると思います。
愚痴をこぼすのもいいでしょう!

宴会のみならず自宅での晩酌も、 量を決め食べ物をつまみながら呑めば、体にかかる負担も減ると思います。

リラックスして眠りにつける、適量の飲酒に心がければ、翌朝もスッキリしているのではないでしょうか。

くれぐれも二日酔いになるのだけは避けましょう(^^

楽に生きるコツ メモをとる


物事を頭の中で覚えておいたり、優先順位などを考えるのはものすごく大変で、それが出来ないことで過大なストレスになってしまいます。

そのストレスを解消するために『書く』
目で見て客観的に捉えることで整理しやすくなりますし、メモを書いたこと・置いた場所さえ覚えておけば複雑なことを記憶する必要がなくなります。

楽に生きるコツ 楽しいことやりたいことだけやる


一番のポイントは『無理のない範囲で』なのですが、負のエネルギーからはマイナス以外何も生まれません。

反対に、プラスのエネルギーにはたくさんのパワーがつまっていて、活力にもつながります。

うつの時は楽しいことややりたいことが、あることが貴重なので、どんどんそのエネルギーを使って上げてください。

自分のことを第一に考えましょう


うつ病になった人は、今まで、人の目を気にして、頑張りすぎたのではないでしょうか。自分のことを第一に考えましょう。

出かけたり何かをしたりするのが億劫になることが多いですし、体調も不安定ですが、自分でやりたいこと、出かけたいところ、食べたいものがあったら、少しずつチャレンジしましょう。
自分でコントロールできる日程や近いところだったら、体調を考えながら、することで、気持ちをリフレッシュするのに、効果的です。



優先順位をつけましょう


一度にやってしまおうと考えずに、やることに優先順位をつけ、その日にできることだけやるようにしましょう。

女性だったら、掃除や洗濯、料理ども完璧を求めず、手を抜けるところはどんどん手を抜きましょう。ご飯も、お惣菜やお弁当などを効果的に取り入れるようにしましょう。


また、自分の性格で、うつ病の原因になったものを考えてみましょう。頑張り屋、人によく思われたくて、無理をする、完璧主義など、思い浮かぶものをあげていき、その点で、無理をしないように心がけます。

ストレス発散 カラオケ


古典的ですが・・・

音楽を聴くことで精神を安定させストレス解消できることは知られていますね。
歌うことでもストレスは発散できます。
大声で歌を歌うとすっきりしませんか?

ストレス発散 ショッピング


非常に古典的ですが・・・

ストレス発散にショッピングがあると思います。
ショッピングは女性のストレス発散法として最もポピュラーではないでしょうか??
ショッピングは人間の三大欲求のひとつである物欲が満たされるので、ストレス解消にも効果があると思います。

買いすぎが怖い方は、

① クレジットカード、キャッシュカードは家において出る
② 現金を生活に影響を及ぼさない程度だけ持って出る
③ もしお金を節約して帰ってこれたら、そんな自分をほめる

などをお勧めします。

ストレス発散法 スポーツ


非常に古典的ですが・・・

スポーツなど体を動かすことによってストレスは解消されます。
スポーツをして汗を流すと、気分転換になるだけではなく、血液循環が良くなり、新陳代謝が活発になることで、免疫力を高める効果もあります。

ヨガやストレッチでも筋肉のコリをとり、爽快感を感じることができます。

夜型から朝型に変える


睡眠は量よりも質が大事です。
就寝時間が遅いと起床も遅くなり、生体バランスを崩しやすい状態になります。

午後10時から深夜2時までの間を「ゴールデン タイム」といいますが、この時間帯は成長ホルモンが活発になる時刻です。人間は、太陽が昇ると同時に活動を始め、沈む頃には休息するという習性が培われて います。

現在夜型の人は朝型に変えていきましょう。まずは朝30分早く起きて、その夜は30分早く寝る、次の日も同じように更に30分早く起きて30分早 く寝る…これを繰り返すことにより、生活リズムを理想に近づけ、朝型に変えることができるでしょう。

 お仕事の都合もあるでしょうが、こういった原因で精神バランスを崩すことがあることは覚えがあると思います。意識して生活のリズムを改善させる気持ちが大切です。ほんの少しずつでも。

起床時に朝の光を浴びましょう



眠気ホルモン「メラトニン」をご存知ですか?

このメラトニンというホルモンは、睡眠に左右される成長ホルモンとは違い、日光の影響を受けやすいホルモンだということが解明されているそうです。さらに、人間は、朝の光を浴びてから14~15時間で休息モードに切り替わり、眠りを促進するホルモン(メラトニン)が分泌されるそうです。

体内のリズムを整え、メラトニンを促進させるために、起きたらカーテンを開けて朝の光を浴びましょう。

ヒーリングミュージック&効果音


最近では、癒し系の専門の音楽CDも数多く出回っています。

選び方の基準として、今の自分の心境と同調できる音楽を選ぶこと。
そして聴きたい曲を見つけ、聴きたい時に聴くことです。どんなに癒し系の音楽だといっても、聴きたくない曲を選んでしまっては逆効果です。また、感情によっては、癒し系の音楽よりも激しいテンポ・リズムの音楽が、ストレス発散につながるという場合もあります。

例えば、落ち込んでいる時には、悲しい音楽から、次第に楽しい音楽、陽気な音楽に変えてい く、逆に興奮している時には、アップテンポでにぎやかな音楽から、段々とスローテンポの穏やかな音楽に変えるというのも一つの方法です。他にも過去の思い 出に強く結びついた音楽を聴くというのも癒しに有効と言われています。

最近ではヒーリングミュージックというカテゴリがあるほどです。
一度試してみてはいかがでしょうか?

新しい生活リズムを取り入れてみては?


ストレスを抱えているときは、新しい事に取り組む意欲が低下したり、外出が億劫になったりして、どうしても生活スタイルがワンパターンになりがち。そして、気分転換をする機会が失われて悪循環が生じてしまうといった事がよくあります。

こんなときは、今までとは違うリズムを生活に取り入れることが大切です。
例えば、降りたことのない駅で降り、見知らぬ街を歩いてみるのも一つの方法です。
食べたいものを食べ、買いたいものを買い、目に映るものを楽しむ…。
つまらなくなったら、また電車に乗って他の街へ出かけてみる。

そんな新鮮な体験は、新しい刺激を与え、新しい発見をする事の喜びを思い出させてくれます。これ以外にも生活のリズムを少し変えてみる事は、そこから新しいリズムが生まれ、日常生活が楽しくなる良いキッカケになってくれるものです。

腹式呼吸でリラックス


ストレスや精神的問題を抱えていると、無意識に呼吸が浅くなりがち。しかし、呼吸が浅い状態では、脳を含めた体全体への酸素供給量が減り、リラックスした状態が得られにくくなります。
そこで今日は「腹式呼吸」についてです。深くゆっくりと酸素を吸い込むことで、全身に新鮮な酸素が行き渡り、血行が良くなります。そして心身ともにリフレッシュすることができます。ちなみに、ダイエットにも効果的!?とのこと。

<腹式呼吸を始めてみよう>
以下の順序で5回ほど繰り返してみて下さい。

1. 両手をお腹(ヘソの下あたり)にあてる
2. 鼻から5秒位かけて、ゆっくり息を吸う(お腹がふくらむように)
3. 口から10秒位かけて、ゆっくり息を吐く(徐々にお腹がへこむように)

ポイントは「息を吸った時に、しっかりとお腹がふくらむように」「息を吐いた時、お腹がぺちゃんこにへこむように」することだそうです。

睡眠の質を高める方法


健康な脳と心にとって欠かせない睡眠。良い睡眠は、身体の疲労を回復し、ストレスを解消してくれる働きがあります。

セント・ボニファス病院研究センター(カナダ)の研究によると、「年を重ねるほど、睡眠不足や質の低い睡眠が及ぼす打撃は大きくなる」と指摘。「理想の睡眠時間は7~8時間だが、それが無理な人は睡眠の質を高める努力が必要」としています。

睡眠の質を向上させる為のポイントとして、夕食後1時間半前後に入浴することを挙げています。ぬるま湯で、寝る2~3時間前だとより効果的。また、寝るときは眠りを誘う物質メラトニンを体が分泌しやすいように電気を消すことを推奨しています。

例えば、夜の12時に就寝する場合、夕食を7時半~8時半に摂り、その1時間半前後の9~10時位に入浴するのが、良いタイムスケジュールということになります。仕事や家庭の関係で、どうしても生活時間帯が不規則になりがちな方も多いと思いますが、できる範囲で工夫して質の良い睡眠をとりたいものです。

「抑うつ尺度」の自己チェック


「うつ状態」「抑うつ」の状況をみる一つの判断材料として、以下の採点がお勧めです。

ご自分で採点されてみて、自分の状態を判断する目安になさってください。

http://home.p02.itscom.net/kibunnet/syakudo.htm

 今は日本全体の景気が良くないこと、社会不安が大きいことから、当てはまる部分が多いと思いますが、それは言い換えれば、それだけあなたが見識が広く、先見の明があるからです。明日までに対策を考えなければいけないものではありません。むしろ楽天的な方より早く対策を打てると思いましょう(^^

うつを“心”から治す「認知行動療法」


「うつ病の治療法として、従来の薬物療法に加えて 「精神療法」への期待が高まっています。

最新の調査で、薬の過剰投与が自殺につながる危険や、 患者の3割は薬が効かないことが明らかになったため。 中でも注目されている治療法の一つが、 高度なカウンセリングによって、悲観的過ぎるものの 見方などを改め、うつを“心”から治す「認知行動療法」だ。

英国での実験で再発率を抑えられることが判明。 日本でも、今年度から国が診療報酬を出し始めている。

しかし日本では、心理学や社会学もマスターし“全人的”な カウンセリングを行える医師が少なく、臨床心理士なども 国家資格として認められていないため、担い手が不足。

思うように広がっていない。うつ対策の切り札として 期待される精神療法、その可能性と課題を探る。」
うつ病の方は認知行動療法であっても、薬物治療であっても 一番の結果は、うつ病が治ること。


今後も医療の発展が期待できます。

呼吸法によるリラックス


人間は呼吸によって空気中の酸素を取り入れ、 二酸化炭素を放出します。
この呼吸の質によって、酸素の吸収量と二酸化炭素の 排出量が決まります。



また、自律神経においては吸気は交感神経、呼気は副交感神経を使います。


人はストレス状態になれば、心と体が緊張して呼吸補助筋と言われる胸郭を広げる筋肉も緊張します。
その結果、うまく胸郭が広がらずに浅い呼吸になり、酸素の吸収量が減り、交感神経が優位になる事があります。

そうなると、血液中の酸素量が減り、首や肩のコリが改善しにくくなり、ますます、うつの症状が悪化する可能性があります。

いい呼吸を行うには、呼吸補助筋のコリを改善する事が大事ですが、ここでは、ヨガの呼吸である 呼吸法リラックス【長息】についてお伝えします。




肩こりや高血圧、動悸(き)などなど…

人により程度の差は万別ですが、とくに中高年ともなれば 他人事ではないこんな症状。
原因はさまざまですが毎日の呼吸の仕方を少し変えて 注意するだけで症状が軽くなるケースが実は多くあります。

その呼吸法とはヨガ(ヨーガ)の呼吸法リラックス 深く長い呼吸法。「長息」にあります。


手軽にできる呼吸法リラックスをご紹介しますので、是非身につけて、健康増進に役立てください。


鼻からゆっくりと自律神経の乱れを整える「手足がぽかぽかして背中がすっと軽くなる」
「ヨーガの基本は呼吸。深く長い呼吸が自律神経の乱れを整え、 本来あるべき状態にしてくれる」効能があるのは皆さんご存知ですか?



ヨガはインド発祥の健康増進法。

独特の呼吸法リラックスと全身の曲げ伸ばし 瞑想(めいそう)などを組み合わせて心身を鍛える。
ポーズなどは一見難しそうだが、ゆったりした動きで特別な道具も要らずだれもが手軽に始められる。
ではその呼吸法リラックスとはどんなものだろう。

ヨガの基本は鼻呼吸。丹田(たんでん)と呼ぶおへそのすぐ下あたりに力を入れ気管支や肺に残っている空気を出すつもりで5秒間、鼻から息を吐く。

3秒間止め、丹田(ヘソの下)を緩めるようにして5秒間鼻から息を吸い込む。

呼吸の回数は1分間に4、5回。これを朝夕20回ずつ繰り返す。
最初は思いのほか息を出せないし呼吸の回数が少なくて戸惑うかもしれない。
ストレスの多い生活では呼吸は速まる傾向があるので普通は、1分間に16-20回位呼吸をしている人が多いためです。

無理に息を止めたり 長くしたりすると、力んでしまって血圧が上がるので、かえって危険です。
あくまでも心地よい状態で、なるべく長く息をするよう心がけよう。
動悸を落ち着かせたい時には、正座かイスに座って5秒ずつ、やはり鼻から息を吸って吐く。

息を吐いてから人さし指と中指を 眉間に(みけん)に当て薬指でそっと肩鼻ずつ軽く抑える。
ゆっくりと左側から吸って右側から吐き次は逆にと交互に繰り返す。


これを、朝晩5分ほど続けると、リラックス効果はよい大きくなるということです。

呼吸は自律神経の支配下にあります。
自律神経とは、意志とは無関係に内臓の働きを支配し調節する神経。

自律神経の支配下だとはいえ、呼吸はある程度、意識的に制御できます。


ストレスによる自律神経の失調では、交感神経が過剰に緊張し心臓が強く働きすぎて高血圧や肩こりなどの症状を招くことが多いので、細く長い呼気で副交感神経を刺激し、体をリラックスさせれば症状を緩和できるという理屈です。

しかも、大脳に新鮮な血液がいき渡り、神経伝達物質の一種で充足すると、満足感をもたらすとされるセロトニンの分泌が 盛んになるともいわれます。

季節の変わり目で自律神経のバランスが崩れやすい時。
早速きょうから試してみてはいかがでしょうか。

プラス思考の自己暗示


うつ病の方はマイナス思考によって、ストレスがかかり姿勢が悪くなり、首や肩に負担がかかり無意識に自分で病気を作ってしまう事があります。


よく、うつ病の原因がストレスと言いますが同じ様なストレスがかかっても、うつ病になる方とならない方がいます。


例えば、
1、同じように離婚してもうつになる方とならない方がいる。
2、産後にうつになる人とならない人がいる。
3、同じように上司からのストレスがあるのにうつになる人とならない人がいる。
4、ご主人からのDVをうけてもうつになる人とならない人がいる。
5、大失恋をしても、うつになる人とならない人がいる。


例えば、コップに水が半分入っています。
あなたはどう捉えますか?



1、コップに水が半分しか入っていない。
2、コップに水が半分も入っている。




同じ現象なのに捉え方が違いますよね。では、その続きの言葉を入れてみればどうなるか考えてみましょう。


1、(コップに水が半分しか入っていない。)から嫌だな 

2、(コップに水が半分も入っている。)ありがたいな




どっちの考えがいいとかは主観が入りますので、何とも言えませんが、

・どう考える方が体にいいのか、
・どう考える方が自己治癒力が上がるのか


に主眼を置いて考えてみると、


2、コップに水が半分も入っている
と考える方が体にとってはいい影響を与えます。





考え方での予防として、マイナスにもプラスにも考えれる事は出来るだけ、プラス思考に考えてみて下さい。


どうしても、マイナスにしか考えれない事は最初にマイナスな事をもってきて、最後にプラス思考で締めくくって下さい。


この事を陽転思考とも言います。


そして、天気や自分自身の命の事まで感謝をする様になると、よりよい考えになります。


例えば、
1、彼中心の生活になって友達の交流がへってストレスが溜まる。


これをプラス思考に変えるには

・彼中心の生活になって友達の交流がへってストレスが溜まる事もあるけど、こんなに人を好きなる事は嬉しいし生きがいを感じるわ。

とか


2、週に二度の飲み会がストレスになる。

プラス思考に変えるには


・週に二度の飲み会がストレスになる事もあるけど、自分の人脈や仕事の昇進などにつながる事もあるんだ、飲み会があって幸せだな。


3、育児でストレスが貯まるので良くならない

プラス思考に変えるには


育児で大変なので病気の事を考える時間が減り、気が紛れるので治すのに最適な環境だ


4、私は神経質で臆病者だ

プラス思考プラスに変えるには私は洞察力があって慎重だ。




など、マイナスに思える事でもプラス思考に考えたりマイナスの事もあるけど最後はプラス思考で終わってみて下さい。

どうしても、ナイナスになってしまう場合は
「今現在はプラスに考えられないけれど、徐々にプラスに考えることのできる日が来る、焦らず取り組もう」


と気軽に取り組んでみて下さい。


考え方のクセですので、最初は難しいかも知れませんがクセは変える事ができます。




また、「過去と他人は変えられない」「未来と自分は変えれる」事を、自分自身で腑に落として下さい。

未来とは可能性です、あなたの未来や可能性は無限に広がっています。
大事な点です。



また、風邪をひいている時は弱気になる様な感じで首や肩のコリがあると体がシンドイ状態ですので、心もシンドイ状態と錯覚してしまい、マイナス思考になる事もあります。

首や肩のコリを改善して、自律神経の乱れを改善し、頭への血行をよくしましょう!

双極性障害(躁うつ病)とは



 双極性障害(躁うつ病)とは、うつ状態と躁状態が出現する病気です。躁状態だけの人も、いずれうつ状態が出てくることが多いので、双極性障害とほぼ同じ病気と考えて構いません。双極性障害は、100人に1人位しかかからない病気で、誰でもなりうる「うつ病」とはだいぶ違います。いったん治っても、放っておくとほとんどの人が数年以内に再発するので、生涯にわたる予防療法が必要になります。

 双極性障害の主たる原因は、遺伝的な体質により、セロ トニンなどの神経伝達物質に対する過敏性があり、そのために、これらの神経伝達が不安定になることだと考えられます。ただし、遺伝病とは異なり、こうした 体質を持っていても病気になるとは限らないし、むしろこの体質には良い面もあるかも知れません。ストレスは発症のきっかけにはなりますが、直接の原因では ありません。

 うつ状態の判定については別の記事に書いてありますのでアーカイブからたどってください。

 躁状態では、気分は爽快で楽しくて仕方がなく、夜はほ とんど寝なくても平気で、疲れを知らずに活発に活動します。多弁で早口になり、ほとんど口をはさめません。豊かな連想、素晴らしいアイデアがあふれるよう にわいてきます。自分は周囲から尊敬されている素晴らしい人間だと確信して(誇大性)、突然選挙に出ようなどと言い出します。 最 初のうちは、仕事がむしろはかどるかもしれませんが、あっという間にひどくなり、ちょっと口をはさむだけで怒り出します。色んな考えが浮かぶので、すぐに 気が散り集中できません。誇大性が高じると、「超能力がある」などの誇大妄想に発展します。うつ状態だった人が急に躁状態になること(躁転)はまれでな く、一晩のうちに躁転することもあります。逆に躁状態の人は、治るまでの間に、多かれ少なかれうつ状態を経験します。

 双極性障害では最初のうちは、ストレスでうつ状態になることが数年に1回あるという程度ですが、次第に回数が増え、ついには特にストレスがなくても1年に4回以上病気を繰り返す状態(ラピッドサイクリング)になってしまいます。
 双極性障害には予防薬があるので、これをしっ かりのめばたいてい再発は防げるか再発しても軽くすみます。しかし、一生薬を飲むのは並大抵のことではなく、ほとんどの場合薬をやめてしまい、再発しま す。躁状態、うつ状態はいずれ治りますから、自殺さえしなければ、それ自体で命を落とすことはありません。しかし、躁状態、うつ状態を繰り返したまま治療 もせず放っておくと、離婚、失職など、社会的には相当のハンディキャップを背負うことになってしまいます。
  
 躁状態の患者さんは、本人はとても調子が良いと 思っている一方、周りの人を困らせていることが多いので、なかなか治療に結びつけにくいという問題があります。何とか本人の訴え(眠れない、いらいらす る、など)を引き出して受診に結びつけたり、上司から指示してもらうなどして、受診につなげます。躁状態の患者さんを治療せずに放っておくと、社会的信用 や家族との信頼関係を失ってしまうので、早期の治療が必要です。外来治療を拒否する場合は、入院が必要となります。意に反して入院させるには、医療保護入 院といった強制的な入院が必要なこともあります。こうした場合は特に、抗精神病薬により十分に鎮静して休養できるようにすることが必要です。
 躁状態では、子供扱いせず相手を立てるようにしながら対等に話す、根気よく説得し、相手の正常な部分を引き出して交渉する、しつこい場合は話をそらす、など対応を工夫しながら、薬物療法による改善を待ちます。躁状態は、治療すればたいてい23カ月以内に治ります。
 双極性障害の治療で最も大切なのは、再発予防です。患者さんの人生を脅かすのは、再発を繰り返すことによる二次的な社会的ハンディキャップです。そのためには、長期間、ほぼ生涯にわたる薬物療法が必要となります。
 予防薬には、主としてリチウム、カルバマゼピン、バルプロ酸の3つ があります。リチウムは、手がふるえる、のどが渇くなどの副作用があり、中毒になりやすい薬なので、医師の指示を守りながら服薬する必要があります。これ らの薬を効果的に使えば、ほとんどの患者さんでは薬を飲んでいる限り病相(躁状態、うつ状態)が全くなくなるか、軽い病相ですみます。
一生薬を飲むというのは、誰にとっても受け入れ がたいことです。しかし、それを受け入れない限り、患者さんが社会的ハンディキャップを背負うことを予防できません。そのためには、患者さんが疾病を受容 するプロセスに注意しながら、疾患について教育していく必要があります。生涯薬を飲めといわれれば、誰でも反発したり、認めようとしなかったりします。納 得しても今度は、一生治療を続けなければならないほどの病気になってしまった、と落ち込んだり、自己否定したりします。その時期を通り越して始めて、病気 とつきあいながら暮らしていこうという境地に至るのです。


 

うつ病、気分障害とは?


 気分障害とは、文字通り気分が沈んだり、「ハイ」になったりする病気です。以前は感情障害と呼ばれていましたが、泣いたり笑ったりする「感情」の病気というよりも、もっと長く続く身体全体の調子の病気という意味で、気分障害と呼ぶようになりました。

気分障害には、大きく分けて2つの病気があります。1つはうつ病、もう1つが双極性障害(躁うつ病)です。

 うつ病は、ストレスにさらされれば誰でもなる可 能性がある、という意味で、よく「心の風邪ひきのようなもの」と言われます。実際は、風邪ひきよりはもう少し重い病気と考えた方が良いでしょう。軽くてイ ンフルエンザ、重ければ肺炎くらいのイメージです。放置すれば命にかかわることもありますが、きちんと治療すればほとんどの場合すっかり良くなります。



悲しいことがあったり、大きな失敗をしたときなどは、誰でも食欲がなくなったり眠れなくなったりしますが、うつ病はこれがひどくなって、そのまま治らなくなってしまった状態です。

どの位ひどければ病気と呼ぶのか、一概には言えませんが、「1日中続き、どんなにいいことがあっても改善しないような嫌な気分(抑うつ気分)」または「それまで興味のもてたどんなことにも興味がなくなった状態(興味喪失)」のうちの少なくともどちらかがあって、5つ以上の症状が2週間以上続いた時に、うつ病と診断することになっています。

うつ病の主たる原因はストレスです。ストレスにさらさ れると、これに立ち向かうホルモン(副腎皮質ホルモン)が分泌されますが、普通は「フィードバック機構」が働いて次第にストレス反応が止まります。うつ病 になるとこれが止まらなくなってしまうのです。また、うつ病になると、脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどが不足すると考えられています。強い持続的 なストレスにさらされたら、ほとんどの人がうつ病になりうると考えられますが、ストレスに対する弱さには個人差もあります。ストレスに対する弱さは、生ま れ育った環境などによって決まるようです。幼い頃に両親をなくすといった体験をすると、セロトニン神経の発達が悪くなり、うつ病になりやすくなります。

うつ病になると、一日中嫌な気分が続き、朝起き た時が一番ひどく、どんなに好きなことをしても全く気が晴れません(抑うつ気分)。食欲がなくなり、好きな食べものを食べてもおいしいと思えず、まるで砂 をかんでいるような感じで、食がすすまないので体重がどんどんやせていきます。夜は寝付きが悪い上に、夜中に何度も目がさめ、朝は暗いうちから目が覚め、 眠れないままにふとんの中でもんもんと過ごします。動作や頭の働きも、いつもよりゆっくりになってしまいます(制止)。いつもなら決断できることが、迷っ てしまってなかなか決められません。本を読もうとしても、同じ行を何度読んでもいつものようにすらすらと頭に入りません。それどころか、仕事も、家事も、 趣味さえも、とにかく何かをしようという意欲はまったくわいてきません。いつも楽しみにしていテレビや、毎朝読んでいた新聞にも興味がわかず、とにかくや り場のない苦しみに一日中苦しんでしまいます。何をしていても気持ちが落着かないので、ため息をつきながら、立ったり、座ったり、うろうろしたりと落着か なくなることもあります(焦燥)。何を考えても悪いほうにしか考えられず、自分は今まで何の役にも立ったことがないだめな人間だ、としか思えません(微少 念慮)。これが高じると、自分は生きる価値のない人間だとしか思えず、死にたくなってしまいます(希死念慮)。

 こうした症状のうち、23の症状が45日続く、ということは、肉親の死などの強いストレスにさらされた時にはよくあることですが、このうち5つ以上が2週間以上というと、そうそうあることではないとわかっていただけるでしょう。

 内科で異常ないと言われたが、やはり具合が悪い 場合は、うつ病を考える必要があります。周囲の人が特に心配した方がよいのは、重症のうつ状態で本人が病気という認識が持てず、どんどん悪くなっている 時、うつ病として治療を受けていたが具合が悪くて病院に行けない時、食事ができず栄養不良や脱水状態になりかけている時、死にたいと訴えている時などで す。
 うつ病、および双極性障害のうつ状態の治療は、患者さんの苦しみを改善し、できる限り早く症状をとることに加え、自殺予防が何より大切です。うつ病で自殺して亡くなる人は、日本でおそらく年間1万人以上いると思われ、交通事故の死亡者より多いと考えられます。自殺予防の第1歩は、希死念慮の有無とその強さを把握することです。希死念慮があるとわかったら、自殺は決してしない、と約束してもらいます。自殺しないと約束できない人は重症ですから、入院の必要があります。入院しても安全が確保できない場合は、「修正電気けいれん療法(mECT)」という、自殺念慮に対して即効性のある治療法もあります。




 うつ病の人には、これが病気であり、休養を 取って服薬すれば必ず治ること、治るまで重大な決定をしないこと、治るまでには一進一退があることを説明します。うつ状態にある人は、いくら頑張ろうとし ても気力がついてこないため、自信をなくしています。周囲は激励したりせず、やさしく支えることが大切です。 ま た、うつ病の患者さんとかかわる時は、患者さんが元来しっかりした人であったことを忘れてはいけません。うつ病の患者さんは、いかにも自信がなさそうに見 え、自分は何もできない人間だと強く訴えますが、実際は能力もあり、人に信頼され、きちんと仕事をしてきた人だ、ということを忘れずに接するようにしない と、患者さんも治る目標を見失ってしまいます。
 うつ病の患者さんに絶対してはならないのが、 「気の持ちようなのだから、薬にばかり頼っていないで自分で頑張って何とかしなさい」といった励まし方です。精神科にかかることを名誉と思う人はいません し、薬をのみたい人もいません。それを我慢して薬を飲んでいるのに、周囲の人にこのように言われるほどつらいことはないのです。



 
うつ病の治療には抗うつ薬を使いますが、これは効き目が出るのに12週間かかり、副作用(口の渇き、尿が出にくくなる、目がかすむなど)が強いという特徴があり、使い方の難しい薬です。しかし、その強い副作用でも、うつ病を経験した人に聞くと、「うつ病の途方もない苦しみよりはずっとましだ」と言います。


 抗うつ薬が効かないからといって、うつ病でないとは言えないし、簡単に治療をあきらめては行けません。最終的にはmECTを使えば、ほとんどすべての患者さんが治ります。難治性のうつ病に見える人は、ほとんどの場合、治療が不十分なだけなのです。
こういった症状に自分が当てはまると感じた場合、もしくは当てはまりそうな方が周辺にいた場合は心療内科や精神科の受診を強くお勧めします。普通の病気と同じで、早めの対応が早い回復をもたらすことになります。

はじめまして(^^


うつ病(鬱病、気分障害)と一口にいっても、その人の状態にあった対処法は無数に存在します。 このブログではいろいろなうつ病の対処方法をまとめていき、とにかく自分が楽になる方法を見つけて頂きたいと思っています。

また、このブログに書きまとめる対処法は、一時的に気が楽になったりして、明日につながるためのものです。治療方法では決してありません。

うつ病は適切な投薬とカウンセリングにより改善する心の風邪です。

ただ、このブログの記事を読んで、少しでも多くの方が、ほんの少しでも日常生活で気が楽になればと思ってやみません。


どうぞよろしくお願いします。
youbride(ユーブライド)